ビルバインの製作記録

BANDAI HG 1/72

 バンダイのハイグレードから、ビルバインの製作を行います。 過去にろぼちぇんまんのビルバインは作ったことはありましたが、 まともに作るにはこれが初めてです。
キットは旧キットから16年ほどたったHGシリーズですが、 それでももう発売から15年近く立っており、 今の目から見るといろいろ不満点があります。 製作テーマは不満の一つである「可動範囲の広げ方」 ということにします。

 

1枚目です   8月1日
 
箱を開ける瞬間はどんなプラモも変わらなくいいものです。ちょっと前のキットとはいえ、 色分けはかなりされています。
2枚目です    
オーラバトラーは生物的表現で作るのがプラモ上のセオリーとなっています。 なのでキットもその流れを受けて、 設定画にはない部分にも生物的ディティールが盛り込まれています。
特に背中はなんかすごいことになってます。
3枚目です    
頭部はシールで色分けを再現。今のキットなら当然パーツ分けされる部分でしょう。
4枚目です    
さて、このキットの一番の問題点は可能範囲の狭さです。 デザイン上の制約があるとはいえ、 この写真はめいいっぱい肩と股関節は左右に広げているのですが、 それでもこの棒立ち状態。
さすがにこれは素立ちでもかっこ悪いので、なんとかしようと思います。
5枚目です    
とりあえず目についた動力パイプ?部分から。市販の金属パーツに変更しています。 なんとなく全体的にモールドのシャープさが足りない感じのキットです。
なんか木型から作ったキットっぽいですね。それはそれで味があるんですが。
6枚目です    
股関節ですが、キット付属のボールジョイントの受けがずいぶん奥に着いてるのと、 受け自体があまり可動範囲がない感じだったので、 イエサブの市販の受けに替えました。場所は反対側にエポパテを盛り、 固まる前に現物合わせで押し付けてます。
7枚目です    
また、キット付属の股関節カバーも可動範囲を狭くしている要因の一つですので、 エポパテを盛ってモールドを彫りました。
8枚目です    
水色のパーツは後ハメ加工が難しいので接着してマスキング処理しますが、 赤いパーツはダボを切り取るだけで後ハメできます。 ただ、圧がかかると左右に割れそうですので、 0.5ミリプラ板をスペーサーに挟んでいます。
9枚目です    
大した加工ではないですが、足首付近の凹凸の形状があまりこなれていない感じだったので、 工業製品っぽく削り込んでみました。
10枚目です    
二の足部分は後ろのモールドを切り取って片方に寄せることで後ハメ可能です。
11枚目です    
足裏のカカト部分は可動軸がむき出しになっているので、 プラ板でふさぎました。
12枚目です    
これは首パーツですが、ポリキャップに差し込む棒を短くするだけで、 首の可動範囲がかなり広くなります。おすすめの加工です。
13枚目です    
後頭部の白い塗り分けラインがなぜかモールドされていませんので、 デザインナイフでちまちまと彫っています。
14枚目です    
変形の時に可動するところがかなり無機質に真四角の穴が開いているだけなので、 プラ小片を貼り付けて少し丸みをつけました。
15枚目です    
次は肩関節の可動拡大ですが、 引き出し関節を組み込もうにも変形のためのポリパーツが詰まっているので困難です。
16枚目です    
なのでここは赤い肩の装甲を切り欠くだけで我慢することとします。 劇的に可動範囲が変わるわけではないですが、ずいぶんマシにはなります。
17枚目です    
手首もモールド甘めなので、オーラバトラーっぽく指先を鋭くするなど彫りこんでいます。
18枚目です    
羽も着いてるロボットなので、やはり空中ポーズを取らせたいですが、 市販のベースに取り付ける穴が開いてないので、ピンバイスで開口しつつ、 市販のディティールアップパーツを付けてます。
19枚目です    
そんなこんなで加工は終了。サーフェイサー後の写真を見てのとおり、 大分ポージングはましになってるかと思います。
完成写真をギャラリーにアップしてますので、 よければご覧ください。

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