EX−Sガンダムの製作記録

バンダイ MG 1/100(バージョン1.5)

FAZZに引き続きトラウマモデルの製作。ガンダムセンチネル別冊の作例からはとんでもなく影響を受けています。
今流行りのゴリゴリのディテールアップも大好きですが、意味があるディティールに絞ったセンチネル作品は、面の美しさも併せ持った一番好みの造形ですね。
また今回はアクリル塗料による墨入れにも初挑戦。ということで、今回のテーマは「割れない墨入れ」です。

 

1枚目です   2020年11月1日
 
まずはやっぱり箱から。やっぱりランナーがギチギチに詰め込まれています。バージョン1.5は頭部、胸部、腹部、肩部、バックパックなどの外装が新規造形されており、旧パーツも同梱されていますのでMGとしては最大級のパーツ数になっているかと思います。
2枚目です    
なのでパーツが見つけやすいよう、ランナータグをマスキングテープで作りました。市販のものも売ってますがもったいないしこれで十分代用できます。
3枚目です    
今回お手本にするのがセンチネル別冊の中の表紙作例とスマートガンを前方に掲げた超有名なEX−S全身作例の2つ。胸部回りは表紙を参考にディテールアップしていきます。
4枚目です    
といっても全部が再現できるわけでもないので、気になったところを中心に手を入れました。主に胸部前面と頭部後方?の襟のディテールアップを行いました。
5枚目です    
抜き穴や金型の方向の関係でどうしてもしゃっきりしたディティールが出ていないところをプラ板で作り直してます。
6枚目です    
C面出しもいつも通りに。左側が加工後のエッジです。こうしたことを全身にわたってやっています。地味ですが、積み重ねていくことで作品全体がワンランクアップするような気がします。
7枚目です    
定番ですが変形後に翼になるような場所は翼端を薄く加工してます。上が加工後。
8枚目です    
今回一番の加工箇所。太もも部分を5〜6ミリ延長。当然ながら変形に支障がないことを何度も確認しています。下に向かって細くなっていくパーツですので、単純にプラ板貼って削るだけでは細くなり過ぎるので、鉛筆でアタリを書いた部分にはエポパテを盛って形状を整えます。
9枚目です    
エポパテが固まったらやすりをかけて形状を整えます。いい感じになったのではないかと。
10枚目です    
作例を参考にパネルラインをスジ彫りします。鉛筆でアタリを付けたらいつもどおりBMCタガネ0.2ミリを使って彫っていきます。ディティール穴は径が違う2つのピンバイスを段落ちにしています。
11枚目です    
キットの手首も20年近く前のキットしては良好なんですが、ずっと昔に買い置きしていたバンダイのレジン手首を使うなら今だろうということで使ってみました。
12枚目です    
ポールジョイントの径が違うので市販の5ミリボールジョイントに置き換えました。
13枚目です    
スマートガンは前方に構えるのもいいんですが、そうなるとあまり胸部、腰部付近のディティールが見えなくので、肩部のプロペラントタンクに懸架するというオリジナル設定とし、ネオジム磁石を仕込みました。
14枚目です    
そしてプロペラント側には裏に磁石を仕込み、表側にはそれっぽいディティールを彫りこみました。
15枚目です    
ディテールアップが終わったので塗装に入ります。今回はフレーム以外をサフレス塗装にしてみましたが、うーんやっぱり塗膜が弱い気がします。サフレスは時短にはなるし塗面もキレイなんですが難しいところですね。今後もケースバイケースで考えていきたいと思います。
16枚目です    
スプリッター迷彩はこの2色で行きます。濃い青は瓶ナマで。薄い青は濃い青を混ぜて調子をみながら調色しました。
17枚目です    
最近流行りはじめてきたアクリル塗料による墨入れにチャレンジ。アクリル溶剤で薄めたアクリル塗料を調色し、マジックリンを20%ぐらい目分量で入れて墨入れしました。
拭き取りには同じくマジックリンを入れた水を綿棒に含ませてやります。エナメルでの墨入れと違い、やはり多少伸びは良くない気がしますが、パーツ割れの心配がないうえ、エナメルのようにパーツに染み込む感じがなく、拭き取りもキレイにできる気がします。今後墨入れはアクリルでやってみようかと思います。フィルタリング効果も同時に入れたい場合はエナメルの方がよさそうですが。
それでは完成状態はギャラリーの方でご覧下さい。

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