Hi-ν(ニュー)ガンダム

BANDAI HGUC

 今回は小説「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」より主役機のHi-ν(ニュー)ガンダムを製作します

 この機体、先にMGが発売されていて、自分も積んでいたのでHGUCはスルーする予定だったのですが、ショーウィンドに飾られているのを見ると非常に出来が良く、MGよりもプロポーションが優れていたように思うのでつい衝動買いしてしまいました。バンダイの完成写真はいつもイマイチに写っていて残念です^^;
 製作テーマは「最小限の手間で製作ペースを上げる」です。こだわり出すとなかなか製作が前に進まず、モチベーションが下がっていきますので、今回は工程の簡略化を目指します。

 

1枚目です   7月24日
 
この機体は映像作品未登場ながら人気が高かったので、MGでキット化にされるにあたってかなり大きなデザイン改変されたことに結構反発があったようです。HGUCでも基本的ラインは一緒ですが、自分的にはガンダム系のプロポーションとしてはかなり優秀だと思います。
2枚目です    
今回組み立てに使用した工具類です。ニッパー、デザインナイフ、やすり放題(400番と600番。替え用は曲面仕上げにも利用)、100均の瞬間接着剤。基本的にはこれだけです。プラ板や市販パーツは今回あえて使わないことにしてます。
工具を少なくすれば持ち替えの時間も短くなります。
3枚目です    
下手にいろいろ考えず、説明書どおりの順番で組み立てを開始してます。いつもならゲート痕も残したまま、いちおう仮組を行うのですが、今回のように素組前提、かつバンダイ製ならパーツの合いに問題あるはずもないので、パーツ切り離し、ゲート処理、表面仕上げ、エッジの調整まで一気に行いました。
写真は盾の先端をエッジ処理しているところで、右が加工前、左が加工後です。HGUCはMG以上にきちんとエッジを処理しないとスケール感を損ないますのでご注意を。
4枚目です    
ガンプラなら多少のヒケは表面を削れば消えてくれますので、今回パテ類は一切使用してません。
写真は胴体部分ですが、襟部分の白いパーツはエッジ時処理前、青いパーツは処理後になってます。
アンテナも可能な限りやすり放題で削って細くシャープにしてます。
5枚目です    
HGUCの逆シャアシリーズでは、合わせ目を極力目立たないようなパーツ分割がされているのですが、このキットでも合わせ目処理が必要なのは写真に写っているたったこれだけ。ビームライフル、バズーカ、プロペラントタンク、ファンネル基部です。
瞬着をわざとはみ出させて硬化後削りパテ代わりにしてます。円柱状のパーツはつい一カ所を削り過ぎで楕円になることが多いので特に慎重に作業します。
6枚目です    
腰部アーマー類はエッジの目立つ部分が多いのでしっかりと処理します。この他の部分も表面処理を完了し塗装準備に入ります。
ここまでの作業時間は約5時間という自分にしてみれば驚異的なスピードです^^

7枚目です   7月25日
 
中性洗剤で洗ってよく乾燥させ、塗装用の持ち手をつけて塗装作業に入ります。今回はあえて飛行機モデル以外ではやったことないサーフェイサー無し塗装に挑戦。塗装の食い付きや光の透けなどが心配でしたが、どちらも全然問題ない上に塗膜も梨地状にならずキレイに仕上がりました。これからのサーフェイサーの使用についていろいろ考えさせられました。
写真は白と青を塗り終わったところ。

8枚目です    
ちなみにコンプレッサーの圧ですが、いつもの0.15mpsよりちょっと上げて0.2mpsぐらいにし、塗料を多少濃いめにして吹きました。 重ね吹きの回数も減り、つやのある表面ができるのであとの作業も楽になります。
この日はここまで。作業時間はだいたい7時間ぐらいでしょうか。
9枚目です   7月26日
 
写真はMG用の市販別売りデカールですが、HGUCにも使える大きさもあるので使うことにしました。 貼ったあとは窓際でよく乾燥させ、仕上げに半ツヤクリアーを吹き、組み上げて完成です。ここまでの作業時間は4時間ほど。

10枚目です    
以上3日間のトータル作業時間は16時間でした。思ったよりはかかってますが、従来工法だとたぶん倍以上は かかってたでしょうから一応成功といえるのではないでしょうか。
完成品はギャラリーにてご覧下さい。

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