ジュノーンの製作記録

ウェーブ 1/144

自分的には満を持して取り組むことにしたジュノーンです。
FSS2巻における主人公、コーラス3世が生涯をかけて作り上げたモーターヘッドであり、クローソーとの組み合わせで物語上の最強のMH、レッドミラージュすら超える力を持つ存在にまでなった、正に主人公機です。
私がFSSに本格的にド嵌りするすることになったのもジュノーン登場によるところが大きく、中でもランドブースターを背負ったジュノーン前期型が一番好きなデザインなのですが、残念ながらウェーブのプラキットも、
ものすごく出来がいいものの、ランドブースターは付いていませんでした。
ということで、今回のテーマは「オプションパーツを自作する!」です。

 

1枚目です   7月1日
 
まずはキットを仮組していきます。スナップフィットではないので、細切りしたマステで仮固定。
思った以上に繊細なディティールが入っているしバランスも抜群。決してボークスの1/100にも引けを取りません。
2枚目です    
全身を仮組していよいよランドブースターの自作に入ります。
ところで私の作り方はとてもアナログですのであまり参考にならないかもです。パソコンで図面を引き、3Dプリンターを使って直接造形などができればいいのですが。
3枚目です    
方眼紙に原寸合わせで書いていきます。ジュノーン前期型はなぜか設定図が起こされておらず、ひざ下やランドブースター裏側はマンガ本編にも全く描かれていません。
ネット検索で拾ったガレキの画像なんかを参考にしながら、本編に出てくるところはなるべく忠実に書いてみました。
4枚目です    
描き終わったらキットを合わせてみて確認。大きさはこんな感じでいいかと。
5枚目です    
肩アーマーに付く関節ガード?も後ろ側が付いていないので、自作する必要があります。ここも下側が全く描かれていないので、前側を参考に書いてます。
なお、実際に作ったのはちょっと形が違います。現物合わせでどんどんカッコいい方に変えていくのも面白いです。
6枚目です    
まずは外枠をプラ板に写し取り、切り出していきます。
7枚目です    
プラ板を積層していきます。昔学校でやった等高線毎に切り取って作った地図づくりのイメージですね。
8枚目です    
その上からエポパテを盛っていきます。ある程度固まったらデザインナイフで彫りこんでいきます。
9枚目です    
盛り削りを繰り返しで形を作っていきます。オールエポパテでもいいのですが、精度が出しにくいのでこういうやり方を取りました。
10枚目です    
大体イメージの形に近づきました。
11枚目です    
判別しやすくするため、スラスター部分は違う色のエポパテを詰めて造形していきます。取り外せるようにメンタムを塗りました(古典的ですねー)。
12枚目です    
大体こんなところでしょうか。スタビライザー部分もプラ板+エポパテで作っていきます。
13枚目です    
スラスター上の左側にのみあるカマボコ型のスジ彫りは、治具をつくり彫りました。
14枚目です    
大体形が見えてきました。
15枚目です    
裏側はのっぺらぼうだったので、プラ板積層でディティールを付けていきます。
本体との接続用に長方形の穴も掘りました。
16枚目です    
スジ彫りなども入れ、ランドブースターは大体これで完成。
17枚目です    
本体との接続パーツはプラ板で。グレーの部分はキットパーツ(背中の一部)を加工しています。この後、ランドブースターとの接続部分はエポパテでさらに形状変更。
18枚目です    
背負わせてみてバランスを見ます。最初は位置が低かったので、長方形の穴をさらに下に伸ばして彫りこみました。
19枚目です    
本体との距離もこれぐらいがいいでしょう。実は腰部後ろに付くパーツを考慮に入れておらず、ブースター基部としっかり干渉してしまいました。
塗装後に気づいたため、腰部パーツを一部切り取ることでなんとかなりました。
20枚目です    
肩アーマー後ろ側のパーツもプラ板積層で作っていきます。
21枚目です    
左側が大体形状出しが終わったもの。やはり単一素材で作るのは安心感があります。
22枚目です    
本体に取り付けてみたところ。取り付け基部はちょうどキットで余っていた前部肩アーマー用のポリ軸を使っています。写真後、さらに彫りこみを行っています。
23枚目です    
ここからは塗装工程。1/144にも関わらず、装甲裏にもびっしりとモールドが入っています。
ここをしっかりと塗り分けるととてもいいアクセントになりますのでお勧めです。
24枚目です    
モーターヘッドにメタリックパープルを使うのは、ボークスの1/100レッドミラージュの影響。これが合うんですよね。
25枚目です    
装甲裏がよく見える写真をおまけで。 それでは完成状態はギャラリーの方でご覧下さい。

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