BANDAI 1/35
バンダイのマスターグレードから、パトレイバーの製作を行います。
これまでイングラムは、旧1/60のキットを2回、
1/100サイズのフルスクラッチを1回作ったことがありますが、
いずれも満足いく出来にはなりませんでした。
ですので、今回のテーマはシンプルに「納得いくまで作り込む」とします。
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10月7日 仮組みしたところ。外装のモールドは意外にシンプルですが、軟質カバーあり、 骨組みはビスどめだったりと、かなりお買い得なマスターグレードです。 スタイルも、足が短くてちょっとゴリラ体型なのを除けば良好ですね。 |
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気になる部分に一つ一つ手を入れていきます。まず、成形時にどうしてもできてしまう、 軟質の関節カバーのパーティングラインが気になりました。 ここは普通に紙やすりでやすっても、素材の柔らかさのためうまく消えません。 そこで、ハンダゴテを使ってラインを消してみます。 初めての試みなのでうまくいくかどうか・・・ |
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左が加工後、右が加工前です。ちょっと荒いですが、 ウォッシングなどをやれば目立たなくなるでしょう。 |
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次に頭部の加工です。右側のアンテナはちょっと軟質系の素材でカッチリ感がないので、 同じような太さの金属線に置き換えます。 |
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加工後。太い金属線の方は、電動ドリルにかませて簡易旋盤加工し、スジをいれています。 合わせてマスク下部を少々削り込んだ上、設定画にある細かいディティールを彫り込んでいます。 |
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襟元についているアンテナも軟質のうえ太すぎるので作り直します。 まずはエポパテを持ってアンテナ基部を作ります。 写真はマスキングテープを貼って他の箇所が傷つかないよう保護しているところ。 |
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市販パーツや金属線でこんなかんじに。 パトレイバー2の設定資料集を参考にかなりディティールを近づけてます。 ちなみにこめかみに乗せているのが元パーツ。 |
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襟はうすうす攻撃でプラっぽさを軽減しています。右側は加工前。 写真には写っていませんが、このあとペリスコープ部分を開口しています。 |
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コクピット内部は市販パーツでディティールアップ。 パイロットを載せるのであまり見えないですけど。 |
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乗降ハッチ裏側もいろいろディティールアップしています。 フチは「ダンモ」で段差モールドを彫り込んでます。 |
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腰部についているワイヤーウィンチは、基部が貧弱でいかにも後付けという感じ。 ここは、設定画にもあるように腰部パーツと一体化させます。 |
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両サイドにプラ板を貼り、タミヤのプラパテで隙間を埋めてます。 |
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さて、プロポーションで一番気になる脚部の延長を行います。 内部フレームのダボなどを考慮しつつ、 一番延長しやすそうなラインにマーカーで印をつけています。 |
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外装及び内部フレームをエッチングソーでカットします。 写真は内部フレームをプラ角棒などで7ミリほど延長したところ。 この後、フレームのダボに外装を取り付け、エポパテでつないでいきます。 艶ありで仕上げるつもりなので、表面仕上げは丁寧にやる必要ありです。 |
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両足とも延長したところ。これ以上延長すると、
ひざ下パーツとのバランスが崩れるかなーと思います。 |
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マグナムの弾丸部分を虫ピンでディティールアップしています。 |
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足首付近のフックも開口して金属線に置き換え。 このあとうるさくならない程度に各所にディティールを追加しています。 ということで完成写真をギャラリーにアップしてますので、 よければご覧ください。 |