RGガンダムマーク2

BANDAI RG 1/144

 今年に入って珍しく製作ペースがアップ中です。今後もこのままいきたいものです。
さて、ガンダムに続いて2作目となるリアルグレードシリーズですが、さらにフレーム強度や組み立て安さ が向上してます。ただ、前作ではこれでもかと分割され細かい色分けがされていた装甲パーツなどは 若干簡素化してますね。1/1の実物があるRGガンダムと違い、ベースのデザインがないことも影響しているのでしょうが、若干デザインの煮詰め が甘いような気も・・・といってもガンダムと同価格で、メッシュパイプもきっちり再現されてますし、 マーク2のプラモデルとしては最高峰であるのは間違いありません。
さて、今回の製作テーマは「細かいところに手を入れる」です。 最近は製作記録を手抜きしていましたが、今回はわりかし丁寧に解説しようと思います。

 

1枚目です   7月28日
 
一枚目の写真です
写真はパチ組みですが、すでにもう充分以上のカッコ良さですね。アンテナのシャープ化 すら不要なのはすごいですね。
2枚目です    
今回は同時にG−ディフェンサーとフライングアーマーを製作しようと思います。 プレミアムバンダイで通販しているものを購入。キット自体は前にHGUCキットで 発売されていたものと同じものですが、RGデザインに合わせたテトロンシールが 追加で付属してます。
3枚目です    
ちょこちょこ手をいれていきます。リアスカートの左側にだけハッチ状のモールドを スジ彫りしてます。
4枚目です    
背骨の部分にはG−ディフェンサーを背負ったときに上体が反らないよう、スライド式の ストッパーがキットには付いていますが、いまいちうまく固定されなかったので、プラ板 を貼り足しています。
5枚目です    
キットで唯一合わせ目消しが必要な下腕は、エッチングソーで分割ラインに沿って カット。最終組み立ての際に接着する方法を採用。注意点としては合わせ目の強度をしっかりとしておかないと塗装後にパキッと割れる可能性があることです。 というか自分はやってしまい、再塗装するはめに・・・
6枚目です    
脛の部分は抜きの関係でモールドが甘いので、スジ彫りをし直すとともにモールドを 追加しました。濃い赤色のシールはいつものダイモテープ。
7枚目です    
モールドは幅1.0ミリのスジボリ堂のタガネを使用して彫り込みました。
8枚目です    
続いてG−ディフェンサー。コアファイターのモールドをある程度RGの情報量に合わせる必要がありますので、スジ彫りやプラ板の小片貼りといった方法でディティールアップします。
写真はその前段階でどんなモールドにするかを鉛筆で描き入れているところです。
9枚目です    
コアファイターの先端にも同じく彫り込みアイディアを。こういう形はテンプレートを多用してますね。
10枚目です    
G−ディフェンサーの胴体基部はコトブキヤのディティールパーツを使って情報量を 上げています。
11枚目です    
ポリキャップむき出しの間接部については薄いプラ板でポリを覆ってやりました。 このときの注意点としては、ただそのままプラ板を貼るとサイズが大きくなり、 元の場所に収まりきれなくなりますので、ポリパーツをプラ板の厚み分だけ 一回り小さく「削いでやる」必要があります。この辺は感覚で。
12枚目です    
奥まった合わせ目は無理に消すよりも、くり貫いた後にスジ入りプラ板を後ろから 貼ると一石二鳥になります。(写真左が加工前)
13枚目です    
今回新たに購入したのがスジボリ堂の「ダンモ」。3900円と高価でしたが、 少しの慣れで境目の段落ちモールドが簡単に入れることができます。赤丸で 囲んだところが処理をした箇所です。
14枚目です    
この写真も同様の加工です。
15枚目です    
後部の着陸脚?は肉抜き穴がそのままですので、プラ板で塞ぎつつディティールアップしてます。
16枚目です    
さらにフライングアーマーも加工していきます。G−ディフェンサーと同様に スジ彫りのプランを鉛筆で描き込んでいます。
17枚目です    
写真の右に写っているのが上記でも説明した「ダンモ」。それを使って加工したのが 2つあるパーツの右側のパーツです。普通ならこういう加工をするのは結構骨が折れる のですが、あっさりと成功。今後多用しそうな道具ですね。
18枚目です    
フライングアーマーのマニュピレーターのグリップはキットには付いてませんので自作する必要があります。 写真右側が加工後ですね。
19枚目です    
一通りの加工が終わりサーフェイサーを吹いたところ。案外この状態が一番カッコ良く見えるのはいつものことです(汗)
20枚目です    
加工したところはやはり表面処理が足りないことも多いので、サーフェイサー後に 再加工します。このとき活躍するのが写真に写っているクレオス製のポリッシャープロ。 通常の紙ヤスリだと削らなくていいところも削ってしまいがちですが、これだとそんな心配 もありません。
21枚目です    
塗装する際には板にガムテープを貼り付けてパーツをくっつけてます。ガムテープは粘着力が強く、エアプラシの風圧でパーツが飛んでしまうこともあまりないのが利点ですが、塗装面に貼り付けると剥がれる可能性もあります(実際は結構大丈夫なんですが)。なので心配な 場合は写真上の頭部や肩装甲のように持ち手を付けて別途吹き付けます。
22枚目です    
白塗装が終了した頭部パーツ。ところで、なるべくフレームには白がかからないようにすると、こすれて剥げたりしても目立たないです。
23枚目です    
RGで唯一の塗り分けの必要な部分といってもいいシールドの黄色部分。丁寧に マスキングして塗装してます。
24枚目です    
マスキングが面倒だったりする場合には筆塗りで対応。このときはエナメル塗料を使用してます。奥に移っているマイクロミサイルも同様に弾頭以外は筆塗りでグレーに塗装してます。
ということで完成写真をギャラリーにアップしてますので、 よければご覧ください。

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