ストライクイーグル(バンカーバスター装備)の製作記録

TAMIYA 1/32

 タミヤのビックスケールエアモデル、1/32ストライクイーグルの製作を行います。
このサイトでは過去、1/48 F4ファントムを製作してますが、今回はそれよりさらに 大きなスケールにチャレンジです。
よって今回のテーマは「大スケールでしかできない表現方法を目指す」とします。

 

1枚目です   10月20日
 
まずは飛行機プラモ作成の手順の定番、コクピットから手を入れていきます。
ストライクイーグルの資料は自衛隊所属機でない関係か、めぼしい資料は意外にありません。 写真に写っているのは自衛隊F−15から外したシートの写真ですが、大体一緒のはずなので これを資料にしています。
2枚目です    
上の写真のとおりキットのシートは十分精密ですが、今回はパイロットを載せないつもりなので、 シートベルトを自作することにします。
まずはシートにマスキングテープを貼り、そこにマジックでベルトを書き込んでテープを 剥がし、これをガイドに板オモリで切り出しました。
3枚目です    
左が加工後、右が加工前です。色を塗ってやればいい感じになるのではないでしょうか。
4枚目です    
とりあえず2つとも加工は終了。
5枚目です    
コクピットを組み込んで仮組みしていきますが、さすがのビッグスケール、 工具がミニチュアのように見えますね。取り回しに苦労するので、機首部分はネジで 分離できるようになってます。
6枚目です    
ウェポン類はこれでもかと付属してますので、作業に飽きが来ないよう、合間合間に 進めることをお勧めします。写真はレーザー誘導爆弾。
7枚目です    
これが一番数が多いロックアイ。地道にすすめましょう・・・
8枚目です    
メインウェポンのバンカーバスターは市販ディティールパーツを使用して加工。
9枚目です    
エンジンノズルは細かいパーツ分割で非常に出来がいいので、 押し出しピン跡を処理したぐらい。
10枚目です    
仮組みして気づいた問題点。クリアーパーツと後部座席がぶつかって、 キャノピーが浮いてしまってます。
これは後部座席パーツの台座部分を5ミリほど削って対処。
11枚目です    
ノーズコーンは可動式になっていますが、ぴったり合わせるのが難しく感じたので、 磁石を仕込んでみました。コーン側には目立たないよう極小マグネットを使いました が、さすがに磁力不足な気がしますね。
12枚目です    
本体ボディ接着の前にコクピット部の塗装を行います。目線が集中する大事な 箇所なので、焦らず丁寧に、ヘッドルーペを付けて筆塗りしていきます。
各種メーター類はラッカー系ホワイトの上にエナメルフラットブラックを塗り、 シンナーを含ませた爪楊枝でこすって計器類の表示を浮き上がらせてます。
針までしっかりとモールドされている大スケールならではの塗装法ですね。
13枚目です    
コクピットに組み込んでみます。メインディスプレイはクリアパーツなので、 電飾を仕込めばいい感じに光るでしょう。ポイントとしてはクリアパーツに貼る デカールはマークセッターを使い裏から貼るといい質感が出ます。
14枚目です    
エアーインテイクからエンジンノズルまでは、 あらかじめホワイトで塗装しておくといいでしょう。
エンジンノズル側にはフラットブラックでシャドウを入れました。
15枚目です   主翼と胴体部は接着しますが、結構隙間があくので、 溶きパテを隙間に充填し、半渇きの時にシンナーで拭き取ると通常のパテ処理より 削る手間が少なくなります。ただし、ヒケもかなり起きやすいので、2〜3度は 塗り重ねした方がいいでしょう。
16枚目です   脚庫をホワイト、ノズル周辺をシルバーで塗装してマスキングし、 サーフェイサーを合わせ目中心に吹いていきます。
17枚目です   ブラックをパネル合わせ目などを中心に吹き付け。
18枚目です   クレオスの315番を濃淡をつけて全体に吹きます。 このあとエナメルでウォッシングして拭き取りスジを残し、使用感を出すという 定番の塗装工程をやっていきます。
19枚目です   デカールを大体貼り終えましたが、編隊灯があまりにあざやかな黄色でおもちゃっぽく感じますね。
20枚目です   そこでハセガワのフィニッシュシートを買ってきました。
蓄光タイプでまさに編隊灯に最適かな、と。
21枚目です    
貼ってみると意外とざらざらしてて、マスキングテープを貼ったような質感ですね。 これならレモンイエローあたりで塗装処理した方がいいかもしれませんが、 今回はこれで良しとします。
ということで完成写真をギャラリーにアップしてますので、 よければご覧ください。

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