BANDAI HGUC 1/144
エルガイムMk−2の製作記録で次回製作はMk−2に関係するものを
作りますという告知をやりました。実はクラウドスカッツのガレージキットを
製作する予定だったんですが、逆シャアもの、それも待望のヤクトがHGUCでリリース
されると知り、予定変更いたしました。もし期待された方がいたらすいません
(ま、過疎サイトなのでその辺は気が楽か(^^;))
それにしてもできればMGで出して欲しかったですね。今までつくった
ものと並べたかった・・・まあこれからHGUCで展開していくんでしょうが。
今後のラインナップとしてリガズィが出るとのこと。リガズィとギラドーガ
が逆シャアのMSの中で一番気に入ってるので、どちらも発売され次第作る
でしょう。ギラはまだ全然決まってませんが(^^;)
ヤクトですが、2種同時発売したのはバンダイの戦略勝ち。これは2個いっぺん
に買ってしまう人が多いでしょう。ただのカラバリではなく、いわばガズL/ガズR
のような、もしくはシーサーの置物のような(?)、2体揃ってナンボの機体ですし。
配色も赤←→青、銀←→金と対照になってて並べておくと見栄えもいい。
というわけで、今回は人生初の2個同時製作にチャレンジしてみます。
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11月16日 仮組した状態です。ヤクトは設定上かなりでかい機体で、通常のサイズと比べると かなりボリュームがあります。それにしても最近のHGUCはここまで来たかと思わせる 出来です。変形とかしない分そのことが明確にわかります。合わせ目消しが必要なのが ヒザの部分だけとは・・・ |
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成形色も特にクェス機の色は秀逸。全塗装はしますがこの成形色を目指して 調色します。バランスも問題ないし、ちょこちょこディティールアップ すれば良さそうです。 それと今回デジカメを新調しました。富士フィルムのF50fdというやつで、 前使ってたリコーR1ほどマクロ撮影は得意ではない機種ですが、絞り調節 ができるのでなかなかいい写真がとれるかと思います。 |
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まずは頭部から。定番としてモノアイをHアイズに・・・と思ったら使える サイズを切らしてたので、透明ランナーから削りだしました。注意点としては、 円形の台座にそのまま貼るとモノアイスリットと干渉して動かせなく なるので、台座部分はしっかりと削っておきましょう。 |
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頭部はこんな感じに仕上がりました。どちらのツノも しっかりとシャープに削りました。あとは簡単な ディティールアップ。いわゆるバンダイエッジも削り取ってます。 中世の兜のような雰囲気がかっこいいです(「ベルセルク」の グリフィスの兜にそっくり)。 |
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胸部もいいボリューム感が出てますので、スジ彫り、市販ディティール パーツを多少追加したのみ。劇中ではコクピットハッチがなめらかに 開閉しててとてもかっこよく見えたので、MGキットじゃなかったのは ホントに残念。雑誌作例とかで改造してくれないかなあ。 |
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腰部後面装甲をちょこちょこいじってます。正面から見ると 裏面のスカスカが足の間からかなり見えてしまうので、ここは あとでプラ材などでふさぐ予定。ところで2体同時に作ってると、 どうしても後の方が手慣れて上手になりますね。てことはディティールが 目立ちやすい配色のクェス機を後に作る方が良いということですね。 |
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ここらでちょっと脱線して武器の改造をしてみます。 クェスのガトリングガン、たぶん形状は設定どおりなんでしょうが、 回転しないのはちょっと悲しいし、大きさにちょっと 迫力が足りません。 |
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そこで砲身部分を切断し、アルミパイプ1.5oを4本切り出します。 迫力を出すため、長さはキットと比べ約1p長めにしました。 金属パイプのカットは通常パイプカッター(ダイソーで300円) を使うのですが、細くて切れなかったので目立てヤスリで地道に コリコリしてカット。 |
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先端部分はキットの銃身についている部分に穴を開けて使ってます。 こういう均等に穴を開けなきゃいけないものは慎重にやらないと、 あとの修正が大変です。後ろには回転軸をプラ棒で作っています。 |
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組み上げるとこんな感じ。一応回りますが当然写真ではわかりません(^^;) スコープレンズはHアイズに置き換えてます。 多少ディティール不足という気もしますので、また後で考えてみます。 |
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12月2日 ガトリングガンにディティールを追加。実物の画像をネットで検索して、 好みの形状のものを参考にしました。最近はこうした資料収集が簡単に なってて嬉しいですね。 |
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胸部にも多少ディティールを追加しました。1月号のホビージャパンに 掲載された、セイラマスオ氏の超絶ディティールのガブスレイをかなり 参考にしてますね。1月号のモデルグラフィックスのヤクト徹底改修の作例 もかなりいいですね。ちょっと自分にはマネできるスキルはないなあ。 |
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腰部後面装甲の裏側にもエポパテを詰めて整形し・・・ |
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その上からディティールを入れたプラ板を貼りました。 スジ彫りはコトブキヤのテンプレートを新規購入して使いました。 トラス構造の装甲裏面にちょっと飽きてましたのでこんな感じに しました。 |
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これも最近購入した、美唄モデラーズさんの超硬タガネ0.2oです。詳しくは美唄さんの サイトをご覧になればわかりますが、スジ彫りで処理が面倒なフチのめくれがほとんど でない良品とのことで通販しました。持ち手を割り箸とティッシュで簡単で作ってます。 これだけでもかなり使用感が良くなりますので持っている方はお試しください。 |
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脱線ついでに最近やってるスジ彫り方法をちょっと詳しく説明してみます。 まあやり方は千差万別ありますので参考程度にごらんください。 写真は腰部側面装甲です。まずはシャープペンシルであたりをつけて書きます。 どういうディティールを彫るか考えながら何回かは書き直してます。 好みの差はありますが、やはりスジ彫り含めた 追加ディティールにも流行のラインとかありますよね。 古くは新井ちゃんディティールから始まり、波佐本氏や大角氏など、 また小松原氏を筆頭にカトキ風、最近だとセイラマスオ氏のディティールが人気ですね。 |
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上記のラインに沿って、スジ彫りの際ガイドに使うテープを貼っていきます。 単純な直線なら定番のダイモテープが一番使いやすいですね。複雑な直線の 集合体の場合はダイモデープだと厚みがありすぎて重ね貼りに限度があります ので、そういう場合はコクヨのインデックスの透明の保護テープ部分を切り出して 使用してます。インデックスを使う方法は 寒冷地用ジムの製作記録でもご紹介してます。 |
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円や曲線の場合などはハセガワかコトブキヤのテンプレート を使うのがよいでしょう。スジ彫りする素材がある程度平面でないと使えない方法 ですが、シャープなスジ彫りができます。 既製品にない曲線とかを彫る方法としては、素材をヒートプレスして切り出し、 ガイドにする方法もありますね。これだと素材が曲面でも対応可能ですし、 左右共通パーツとか数多く彫る場合は有効ですね。まあ自分は面倒くさくて そういう場合はフリーハンドでやるか、彫るのを諦めるかですけど(^^;) |
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貼ったガイドにケガキ針を沿わせて、最初はあくまでも軽〜くなぞります。 ちょっと深くなってきたら少しずつ力をいれて・・・ |
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きれいに直線が出ていればオーケーですが、多少よれたりする場合も多いです。 失敗したなと思う場合はそれ以上深くせず、目立てヤスリをなるべく寝かせて、 刃の直線さを利用して彫り直します。 この方法はエッチング鋸などでもできますね。コツはやはりなるべく寝かせて やり、工具自体の直線をいかすことでしょう。 ガンプラ限定かもしれませんが、よれてる部分は見えなくなるまでカッターの刃を 立ててかんながけをすれば大丈夫。 |
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ここでようやく超硬タガネの登場。45度ぐらいの角度で丁寧になぞります。 気持ちのいい切れ味で謳い文句どおりほぼめくれがないいい仕上がりになります。 エッチング鋸で仕上げてもいいです。この場合もめくれは少ないです。 |
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めくれがある場合はデザインナイフなどを寝かせて、スジ彫りの方向に沿って、 削ぐようにすると大体とれますが、写真のようにスチールウールで小刻みに こするように動かすときれいにとれます。スチールウールはホームセンター で購入できます。ボンスターとかいうやつ。一生使える位の量が千円ぐらいです(笑) この方法は最近電撃ホビーでライターデビューしたtakayo4さんのサイトで紹介 されてまして、実践したらその良さが確認できましたのでお奨めです。 |
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以上の工程を経て大体こんな感じに仕上がりました。スジ彫りって効果的ではありますが、 実は結構手間喰う作業で、写真のパーツを仕上げるのに1個1時間ぐらいかかってます。 今回2体同時に作ってますので合計4時間。やりすぎると大変つらい作業になります(泣)。 大体スジ彫りに関しては以上です。ちょっと説明長すぎたかな? まあ参考になれば幸いです。 |
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腰部前面装甲は側面装甲と少しだけスキマができるようでしたのでプラ板で少しだけ 大型化してます。穴開けて市販パーツ埋め込んだりしてます。 |
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脚部ですが、ここはヒザ前面に合わせ目が来てしまうので後ハメ加工をします。 といっても簡単で、写真位置でフレームを切断し、下半分は接着して固定、 上半分のヒザ間接の方はダボを切り欠いてパチンとはまるようにしてます。 |
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外装は特に形状変更していません。プラ板はったりスジ彫りしたりという オーソドックスな作業です。自分では結構アレンジがうまくいったなという 満足感ありで墨入れが楽しみ。 |
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足首間接は合わせ目処理して中央のモールドを市販パーツに 置き換えた程度。 |
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バックパックはバーニアのふちを薄く削り、金属パーツ等でディティールを 追加しました。 後は腕と武器を残すのみ・・・ |
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2月18日 ものすごく間が開いてしまいました。正月を除けば結構こつこつやってたんですけどね。 さて、残っていた腕についてはいつもどおりスジ彫りをちょっと追加したのみです。写真はサフチェック の後ファウンデーションホワイトを吹いた状態です。工作についてはこの程度で終了としてます。 完成品はギャラリーでご覧ください。 |
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今回改めて撮影ブースを自作したのでおまけで載せてみます。今までも簡単には作っていたのですが、 エルガイムMK−2の撮影時にあきらかに大きさが不足していたので作り直してます。 といってもそれほど本格的なものではないですが。 材料は写真に写っているブックエンド、50センチの プラスチック定規2本、背景紙(白とグレーと黒ぐらい)、ガムテープぐらいです。背景紙は文房具屋でA2一枚20円程度 のものを2枚貼り合わせてます。その他は全部100円ショップで揃えたもの。 |
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ブックエンドと定規2本をガムテープで写真のように貼り合わせます。これは使い終わったら剥がして、 上記の写真のような状態で保管できますのでコンパクトかと。 |
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上にとりつけた水平の定規に合わせて背景紙を垂らすようにテープで固定して完成。照明は卓上蛍光灯を2灯、 レフ板代わりに台所のアルミガード(これも100円ショップで購入)を配置してます。 これを使って 1/100エルガイムMK−2を撮影し直しましたが、 この大きなキットをディスプレイブースに接続して空中に飛ばせた状態で撮影しても、 背景からははみ出さない十分な大きさが確保できました。 |