HASEGAWA 1/72
さて、ここからがようやく塗装本番です。本体はパール 塗装でやると決めてたのですが、パール塗装にもいろんな種類 があるので、自分の中で理想の機体色をしっかりとイメージ しておく必要があります。今回の自分の理想は、基本的には箱絵 のような色合いで角度によって紫の光沢がキラっと光るような 感じです。これを再現するのに適した方法を、HJライターの パール石川さんの記事や、原型師の相田和与氏のサイト 「うさPハウス相田和与の部屋」 の塗装こきまくり講座を参考にしながら探っていきます (なお、パール塗装のやり方を勉強したいと思っておられる 方は上記リンクへジャンプされることをお奨めします)。
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7月21日 合わせ目消しを行い、マスキングして普通のホワイトを吹いてます。 プラへの食い付きが心配なところですが、そのために細部を事前に 塗装してマスキングの必要を極力減らしたので、剥がれる心配は 少ないはず。ホワイトは購入時の2.5倍ほど薄め、5回ぐらいに 分けて吹き付けを行ってます。MG誌などでは3〜4倍に薄める のを推奨してますが、あまりに塗装時間が長くなってしまう ので、多少濃くしてます。それでも丸二日はかかりますが。 |
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7月24日 機体色のテストピースをいくつか紹介します。 まず試したのは1コート式パール法(しつこいようですが、 技法の説明やその特性などは上記参考サイトにあります(^_^;))。 @はクリアーレッドにクリアーブルーを少量いれたものに、 ボークスのパープルパールを混入したもの。 Aは@のパールをホワイトパールに代えたものです。 正直写真でパールの違いを出せるほどのウデはないので、 あんまり参考になりませんが、@Aとも、冒頭に説明した自分のイメージする機体色とはかけ離れていたので ボツ。やっぱりこの方法はクリアーだけで色を作りあげなきゃ ならないので、今回のピンクとも紫ともつかない微妙な 機体色には合わなかったかも。 | |
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次にためしたのがパール塗装の主流ともいうべき 2コート式パール法。 Bはピンクにクリアーレッド、微量のパープルで作った下地 の上からMrカラーのピンクパールを吹きつけ。 CはBの下地の上からボークスのをホワイトパールをクリアで溶いたものを吹きつけ DはCのパールをパープルパールに代えたものです。 Dの塗装がもっとも理想に近かったので採用決定です。 本当ならクリアーまで塗装して色を見るべきでしょう。 クリアーで粒子の反射は格段に上がります。 |
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調合した塗料を吹き付け。と全体吹いてみて大失敗に気が ついてしまいました。混色にクリアーレッドを大量に使ったため、 ムラがかなり出てしまったのです。こんな当たり前のこと に後で気がつくとは・・・塗り直す気力はありませんでした。 多少はパールコートでごまかしが効きますし。 |
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7月25日 パールを全体に吹いて十分に乾燥させ、どきどきしながらマスキングを剥がしましたが、思ったより 塗膜の剥がれはありませんでした。多少のリタッチを行い、 エナメルのハルレッドでスミ入れ。写真はまだふき取りをする前のもの。 |
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デカールを貼り込んでいきます。なんせ黄色のラインが いっぱいあるので、一日かけても全部貼れませんでした。 デカールの目立つ余白は切り取りつつ、持つ所を残しながら 順番を考えて作業を行います。集中力のいる部分ですが、 目に見えて完成型に近づく最も楽しい作業でもあります。 注意点としては、翼のラインデカール。一枚につながって 一見貼りやすく見えますが、慣れていないとその大きさに 確実に失敗します(こっちを引っ張ればあっちに皺が寄る の繰り返し)。5〜6コのプロックに小分けして 貼って行く方をお奨めします。 全部貼り終えたらマークソフターを使って細部に馴染ませ、 一週間ほど完全乾燥させます。 |
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全体にスーパークリアーを吹きます。リフトファン部分や 着陸脚等はつや消しクリアーで。乾燥したらミサイル等 を接着します ということでようやく完成。やっぱ普段ガンプラばかり 作ってると、馴染みのない作業工程で結構疲れましたねー。 完成品はギャラリー に展示してますのでよかったらどうぞ。 |
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